男性が出す精液は、量・色・粘性・飛距離など、人によってバラバラです。
ドロドロした精液やサラサラした精液、ゼリー状の固形物が混じった精液、黄色味がかった精液や白い精液など、人によっても変わりますし、同じ人でも日によって変わることもあります。
また、射精の勢いも、勢いよく飛ばすことができる人もいれば、ダラダラと垂れるように射精する人もいます。
そのような中でも、特に射精する精液の「量」については、気になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、精液量について真面目に研究した論文の数は少なく、実証に基づいた情報はなかなか見つけることができません。
この記事では、筆者の実体験を元に、精液の量を増やすのに効果があった方法を紹介します。
多数の実例ではなく、あくまで一個人の見解を元にした情報ではありますが、いくつかのポイントを解説していますので、複合的に組み合わせることで精液量の増加が期待できます。
是非皆さんもこの記事を参考にいくつかの方法を試してみてください。
注意
一部は研究結果を元にした内容になっていますが、ほとんどは筆者の実体験に基づく内容となっています。
実際に効果があるかどうかは、個人差があることが予想されます。
それを前提にしてご覧ください。
目次
精液と精子の違い
まず、精液と精子の違いについて理解しましょう。
なぜなら、WEB上でもこの2つが混同して語られている場合も多いからです。
なお、ここでは人間(ヒト)の精液や精子であることを前提として記載しています。
精子とは
精子は、男性の生殖細胞の1つです。
おたまじゃくしのような形状をした1つ1つが精子と呼ばれています。
精子は鞭毛と呼ばれるしっぽのようなものを有していて、膣内で射精がされると、卵子に向かって泳いでいきます。
そして精子が卵子に入り込んで結合することを受精といいます。
精液とは
精液は、男性から分泌される液体のことを指します。
つまり、精子が細胞であるのに対して、精液は精子を含む液体のことを意味しています。
精子以外の液体成分は精漿(せいしょう)といいます。
精漿は主に前立腺液と精嚢(せいのう)液で構成されています。
前立腺液というのは、前立腺で作られた液体です。
前立腺は膀胱のすぐ下にあるクルミくらいの大きさの男性にしかない器官です。
精嚢(せいのう)液は精嚢で作られた液体で精液全体の7割程度を占めています。
精嚢(せいのう)は前立腺の後ろに一対ある袋状の器官です。
このように、精液はいくつかの成分が合わさって液体になっています。
なぜ精液と精子の区別が必要なのか
ここまで精液と精子の違いについて説明してきましたが、なぜ精液と精子の区別が必要になるのでしょうか。
それは、精液の量を増やしたいと思って調べた時に、精液ではなく精子の量を増やすための記事がヒットすることがあるからです。
精子を増やしたり精子の運動量を上げたりすることは、妊娠をしやすくするため、不妊に悩んでいる方には重要な情報です。
しかし、精子の量が増えたり活発になることは、精液の量とは別の問題です。
精液の量を増やすためには、精子の問題とは別として考えなくてはならないことが、精液と精子の区別が必要な理由です。
精液の量が多いことによるメリット
では、なぜ精液の量を増やした方がよいのでしょうか。
理由はいくつかあります。
快感が大きくなる
まず1つ目は、射精時の快感が大きくなることです。
射精は、ペニスが何回か脈動して、脈動の度に精液が放出されます。
そして、ペニスの脈動、つまり精液が尿道を通って放出される時に強い快感が走ります。
つまり精液の量が多ければ、それだけペニスの脈動が多くなり、快感も長く大きくなることになります。
また、1回の脈動あたりの精液量についても、少量より大量の方が快感は大きいです。
せっかく射精をするのであれば、より快感を大きくするために精液量を増やす工夫をしてみるのは良いことです。
女性に喜ばれる
これは全ての女性にいえることではありませんが、中には男性の射精量が多いことを喜ぶ女性もいます。
理由はいくつか考えられますが、精液が多いということは男性が興奮しているように感じられることが1つの理由といえるでしょう。
また、女性にとっては、男性の精液量が少ないと、自分以外で射精したのではと勘ぐってしまうケースもあります。
そのため、精液量が多いことは、女性にとっても喜ばれるポイントだといえます。
ただし、女性の口内で射精する場合などは、口内射精されることが苦手な人がいることも忘れてはいけません。
どんな場合でも必ず精液量が多ければよいというわけではないということは認識しておきましょう。
映像として映える
女性との性交渉を撮影する場合には、射精量の多さによって、映像の出来も変わってきます。
例えば中出しをして女性の膣内から垂れ落ちる精液を撮影しようとした場合、膣口から少量の精液が出てくるよりは大量の精液が出てきた方が、後から映像を見ても興奮度は大きいです。
これは他のプレイでも同じように言えます。
口内射精をした後に女性の口から垂れ落ちる精液を撮影する場合や、もしくは女性の顔や身体に精液をかけて撮影する場合も、精液の量が多い方が映像としての出来栄えはよくなります。
ハメ撮りに興味がある男性は、ハメ撮り前に精液を増やすための努力をしてみましょう。
栄養素を摂取する
それでは、実際に精液を増やすための方法をみていきましょう。
ここに記載したのは、全て実際に筆者が試して、効果を確認したものです。
直接的に精液の生成量を増やすのではなく、いざ射精する時により多く射精するための工夫も含まれています。
それも考慮した上で読んでみてください。
エビオス錠を飲む
エビオス錠とはアサヒグループ食品が出しているビール酵母から生まれた指定医薬部外品です。
主に、胃腸の働きを活発にしたり、栄養素を補給するために摂取することが目的とされており、胃もたれがあったり食欲がわかなかったりする時に飲むことで改善が期待できます。
また、5歳以上であれば誰でも飲むことができます。
このエビオス錠を飲むというのが、精液を増やすための手段として、WEB上でもよく見かける方法です。
精液をドバドバにするための王道の方法ともいえます。
しかし、本当にエビオス錠が精液の増加に関係あるのでしょうか。
結論からいうと、個人的には効果がありました。
これは結構前になるのですが、自分の精液の粘度があまり高くなく、水っぽくシャバシャバしていた時期がありました。
射精の勢いはよかったのですが、サラサラした透明色の精液だったため、どうしたら白くて粘度の高い精液が出せるのだろうと悩んでいたのです。
そんな時に、ネットでエビオス錠が効くという情報を知って、試してみることにしたのです。
エビオス錠は、15歳以上の人が摂取する場合、1回10錠を1日3回服用することが用法・用量として定められています。
まずはこれに従って、1日3回10錠を飲むことを続けてみました。
もちろんその通りに服用することが難しい場合もありましたので、その場合は1日2回、1回15錠にするなど、1日あたりに服用する錠数は30錠になるように調整しました。
注意
個人的にそのように試しただけであって、1回あたりの服用量を増やすことを推奨してるわけではありません。メーカーの定めた用法・用量を守って服用しましょう。
服用を続けて1週間が経った頃、1度射精をしてみましたが、あまり効果が出ている実感はありませんでした。
それまでと同じ、サラサラとした水っぽい精液でした。
しかし、服用を続けて2週間が経った頃です。
射精してみて感じたのです。
「あれ?これ、いつもよりドロドロしてないか?」
そう、明らかに精液の粘度がいつもより増していたのです。
また、粘度が増えると共に、量も増えていました。
エビオス錠にはビタミン・ミネラル・アミノ酸などの、40種類の栄養成分が含まれています。
実際にどの成分が効いているのかはわかりません。
ただ、その時は他のサプリメントは特に摂取しておらず、生活習慣を変えたこともなかったため、エビオス錠の効果だと実感することができました。
しかし、エビオス錠を服用することによるデメリットもあります。
それは、射精をしていない時のムラムラが強くなることです。
オナニーを我慢できる期間は人によって異なります。
男性なら、オナニーしたくて仕方がないという気持ちを誰もが味わったことがあるでしょう。
そういった、射精したいという欲望が筆者の場合は明らかに強くなったのです。
エビオス錠を飲んでいる期間はムラムラを我慢するのが大変だということがデメリットでした。
もちろんこれは個人差はあるはずで、全然そんなことがないという人もいると思います。
筆者の場合はエビオス錠を2週間しっかりと飲み続けて初めて効果が出ました。
精液がサラサラで水っぽい人がいたら、是非試してほしい方法です。
エビオス錠のまとめ
・精液が水っぽくてサラサラの人がいたら試してほしい
・決まった用量を2週間以上しっかりと服用してみてほしい
・飲んでいる期間はムラムラが強くなるかもしれない
DHA・EPAを摂取する
DHAとは人間の体に必須の脂肪酸で、多価不飽和脂肪酸の1つです。
青魚によく含まれることで知られています。
EPAも同じく青魚に多く含まれている必須脂肪酸です。
どちらも共通して、体内で作られることはほとんどなく、食事などで摂取するしかありません。
歴史としては、EPAの方が注目された時期は古いのですが、言葉としてはDHAの方が馴染みがある人が多いかもしれません。
よく、頭が良くなるという効果で語られることも多いのがDHAです。
EPAは血液をサラサラにすることが研究によりわかっています。
EPAは体内でDHAに変換することもあり、青魚などにはDHAもEPAも両方含まれているため、ここでは精液を増やすための栄養素としてまとめて記載していきます。
では、なぜ精液を増やすのにDHAとEPAを摂取した方がよいのでしょうか。
これは、実は研究によって精液が増えたという事例があるからです。
細かい内容はメンタリストのDaiGoさんがYoutubeの動画で紹介しているので、こちらを参考にしてください。
簡単に動画の内容をまとめさせてもらうと、以下のようになります。
・2019年に南デンマークの研究チームが行った研究
・平均年齢18.9歳の男性1,679人を集めて精液のサンプルを採取
・普段の食事や、摂っているいるサプリメント、運動習慣や生活習慣などの様々な項目をチェック
・その結果、フィッシュオイルのサプリメントを摂取してると精巣の機能が高いことがわかった
・フィッシュオイルのサプリメントを摂取している人は、精液に含まれる精子の数が多く、正常な運動をしている精子が多かった
・サプリメントを全く摂っていなかった人と比較して、フィッシュオイルのサプリメントを過去3か月間に60日未満摂取していた人は、精液の量が0.38mlくらい多かった
・サプリメントを全く摂っていなかった人と比較して、フィッシュオイルのサプリメントを過去3か月間に60日以上摂取していた人は、精液の量が0.64ml程多かった
・研究としてはサンプル数は少なめなので確実ではないが、フィッシュオイルは摂取して損するものではない
・サプリメントはオイルが酸化しているかもしれないので、鯖の水煮缶がDaiGoさんとしてはおすすめ
どうでしょうか。
サンプル数は少なめとはいっても、実際に1,600人以上の男性を集めて精液のサンプルを摂取した研究はかなり稀といえますし、信憑性のあるデータといえるかと思います。
なお、DaiGoさんは鯖の水煮缶をおすすめしていますが、筆者はDHA・EPAのサプリメントで普段から摂取しています。
摂取した結果として、これも筆者としては効果があったと思っています。
なお、サプリメントを摂取している期間、エビオス錠は摂取していなかったので、エビオス錠の効果で精液が増えたというわけではなさそうです。
摂取しているサプリメントはDHCから出ているEPAのサプリメントで、1日摂取目安量あたりEPAが350mg、DHA80mg含まれているものです。
ただし、EPAやDHAのサプリメントは各社から色々と出ているため、他のものでもよいかと思います。
もちろん鯖缶などの青魚で摂取するのはより良い方法かと思います。
これは筆者個人の体感ですが、以前は前日に射精した時、翌日に射精すると精液があまり出ませんでした。
しかし、サプリメントを飲み始めてから、前日に射精したとしても、その翌日もある程度の精液量が出るようになりました。
今はEPAのサプリメントを毎日継続して摂取するようにしています。
DHA・EPAのまとめ
・フィッシュオイルで精液が増えるという研究結果がある
・筆者も毎日摂取していて効果を感じている
・サプリメントでもいいし、鯖の水煮缶もおすすめ
生活習慣に気をつける
ここまで摂取した方がよい栄養素などを説明してきましたが、ここからは生活習慣について考えていきます。
個人的にはこの生活習慣もかなり重要だと考えています。
具体的にどのような点を注意した方がよいか見ていきましょう。
オナ禁期間
男性は一定量以上の精液を体内に溜めておくことはできません。
そのため、前回の射精から期間が空いていない内に射精すると、射精の量が少ないということがあります。
わかりやすいように見出しはオナ禁期間と書きましたが、セックス等の性交渉で射精した場合も同じです。
精液が作られるペースは人によって様々です。
WEB上の情報に関しても、何日溜めれば満タンになるかについては所説語られています。
ここで注意しておくべきことは、やはり精液と精子の違いについてでしょう。
精液をドバドバにするための情報を探していても、実は精子の生成ペースについて語られたWEBページだったということはよくあります。
それでは、いったい何日間溜めれば、精液量が満タンの状態で射精ができるのでしょうか。
これはやはり個人差があるので一概には言えませんが、筆者の経験則として考えるヒントを次の項目で説明します。
睡眠時間
精液を溜めるための期間については、オナ禁の日数ではなく、合計睡眠時間で考えるべきというのが筆者の見解です。
これに関しては、筆者の経験として、睡眠時間が短い時よりも長い時の方が精液がより多く作られているという体験からそのような結論に至りました。
そのため、例えば同じ3日間のオナ禁日数でも、睡眠時間4時間の場合と睡眠時間8時間の場合は精液が生成される量が異なってくると考えています。
つまり、日中活動している時よりも睡眠中の方が精液の生成量が多いのではないかという意見です。
ただし、1個人の見解ですと説得力に欠けるかと思いますので、関連するページを掲載しておきます。
こちらのページでは、2016年に中国の方が発表した研究についてまとめられています。
簡単にまとめると以下のようになります。
・2013年から2014年にかけて654人の男性被験者を対象として、睡眠時間と精液所見の相関について調査
・精液量、総精子数ともに睡眠時間7~8時間がピークとなっている
・一番悪いのは9時間以上の睡眠をとった群であるという事で、寝すぎも良くない
・7-7.5時間睡眠を基準とすると、精液量だけは7.5-8.0時間の群の方が多くなっている
・ただし、その他の精子濃度、総精子数、前進運動率、正常形態率のパラメーターでは7.0-7.5時間が最も良い所見
精子量だけでなく、精液量についても触れられていて、睡眠時間との関連性がよくわかります。
上記から7~8時間の睡眠は、精液量を増やすのに最適だという結果が得られています。
単純にオナ禁の日数を気にするだけでなく、適切な睡眠時間を取ることが精液量の増加には必要だと言えそうです。
自分の精液が蓄積されるペースを知る
人によって精液の生成ペースが違う以上、精液量を満タンにできるペースは自分で把握しておいた方がよいといえるでしょう。
本当に気持ちの良い射精をしたいのであれば、何日かおきに射精をしてみて、その時の精液量をチェックしておきましょう。
健常な男性であれば、人生の中でかなりの回数射精することになるはずです。
もちろん体調などによって日々の違いはあると思いますが、自分の場合はどれくらいの睡眠時間で何日間くらい溜めておけば精液量が満タンになるのかは把握しておいて損はありません。
勃起力を高める
勃起力を高めることも射精量を増やすためには重要です。
勃起が弱い状態で射精をすると、射精の勢いが弱かったり、ダラダラと垂れるように射精してしまうことがあり、精液が出きらないことがあり得るからです。
ここでは、勃起力を高めるための方法について説明します。
ED治療薬を使う
勃起力を高めるためには医師が処方するED治療薬を使うのが確実です。
日本国内で処方されるED治療薬は、主にバイアグラ・レビトラ・シアリスの3つになるでしょう。
それぞれの治療薬については、医学的な内容になるため、処方しているクリニック等のサイトを見て確認してください。
筆者はレビトラを試したことがありますが、勃起力を高める効果はしっかりありました。
ただし、服用にあたっては食事の制限があったり、持病によっては服用できない人もいますので、専門の医師にしっかりと説明を受けた上で処方してもらうようにしてください。
サプリメントを使う
勃起力を高めるためのサプリメントも多数出ています。
サプリメントの良いところは、通販などですぐに購入できることです。
様々な成分が総合的に入っているものもありますので、特徴や成分を良く見た上で購入するようにしましょう。
性交渉中に気をつけること
いざ射精する時に、射精量を増やすためのコツもあります。
射精するまでの間や、射精する瞬間など、少しでも射精量が増えるように工夫してみてもよいでしょう。
射精するまでの時間を長くする
いざ女性との性交渉となった時に、すぐに射精するよりは、射精するまでにじっくりと時間をかけてプレイする方が、射精量の増加が期待できます。
時間をかけることにより興奮を高めることにもつながります。
興奮度が高い状態で射精した方が射精量が増えるというのが個人的な意見です。
射精する時の角度に注意する
男性のペニスは上に向かって勃起するのが自然な状態です。
射精する時のペニスの角度をできるだけ自然な角度で射精することも、射精量を増やすためには試してみる価値があります。
なぜなら、ペニスが無理な曲がり方をしている状態で射精すると、射精管(精液が通る管)も曲がってしまって、精液が出るのを妨げてしまう可能性があるからです。
例えば女性にフェラチオしてもらう場合、女性の顔が楽になるようにペニスの角度を調整することがあります。
そんな時にペニスが無理に曲がりすぎていないかを確認してみるのはよいでしょう。
また、正常位でセックスしている時に、男性が身体を起こした状態で射精するよりは、女性側に倒れこんで射精した方がペニスの角度は自然な状態になります。
自分の射精管が曲がっていることで射精が妨げられないように注意してみましょう。
まとめ
この記事では、男性の精液量を増やすために様々な角度から見解を説明しました。
簡単にまとめると以下のようになります。
この記事のまとめ
・精液が水っぽい人はエビオス錠を継続してみる価値がある
・精液量を増やしたい場合はDHA・EPAの摂取を試してみる価値がある
・精液量の生成ペースを増やすには睡眠時間が大切
・自分の精液生成ペースを把握しておく
・勃起力を高めるための工夫をする
・興奮度を高めるための工夫をする
・無理な角度で射精しないようにする
人によって効果の程度は違うと思いますが、複数の方法を合わせて試してみることによって、効果が出ることも期待できます。
精液をドバドバにしたい人は、是非、この7つのポイントに注意してみてください。